【2022年最新版】アケコン天板絵イラストの依頼方法、相場は?プロへ依頼した場合の値段

アケコン 天板絵 依頼方法

格闘ゲームをやっていてアーケードコントローラーもといアケコンを
持っている人はたくさんいると思います。

そして一度くらいは、SNSでこういった内容の投稿を見かけたことありませんか?
「〇〇さんに天板絵を描いてもらいました!」
「〇〇さんの天板絵を描きました!」

最近描かせていただいた天板絵 pic.twitter.com/6jNNP2ZQ5k

— ろくろー (@rokuro01) 2018年4月13日

描かせて頂いた天板絵ならべました (o^ω^o) pic.twitter.com/OeYL30FvWe

— ヨハネ/Yohane (@sutegoro4403) 2017年12月12日

今年描かせて頂いた天板絵まとめ#アケコン天板絵 pic.twitter.com/iuu0eYnCVf

— 墨 (@penon62) 2018年5月3日

↑一例です。

アケコンは、格闘ゲーム大会でよく選手が膝に乗っけているやつでアーケードコントローラーと呼ばれているものです。
・・・・天板絵??
というかあれ変えられたの??

というわけで今回は、天板絵の依頼方法や相場についてまとめました。
依頼するときの注意点、依頼の仕方などイラストを描かれる方、依頼する側の目線で解説していきます。
自分が使っているRAPのアケコンをメンテナンスするついでにまとめた情報なので情報が更新されたら随時追加していこうと思います。

天板絵が交換可能なアケコンかの確認

まず、天板絵の依頼をする前に確認しておくことがあります。
自分の使用しているアケコンの天板絵が変えられるかどうかです。
天板絵を描いてもらった等の投稿をしている方の大半はTE2(Mad Catz)のアケコンを使用しています。
このシリーズは、中が開けやすくなっていてメンテナンスも簡単に行えカスタムのしやすいモデルです。
最近では、アケコンの種類も結構増えてきました。
カスタムしやすいものからデザイン性や使いやすさを追求したものなど様々です。

天板絵が交換できるかどうかも含めて
現在販売されているアケコンでいくつかピックアップしてみました。

リアルアーケードPro.N HAYABUSA
リアルアーケードPro.V HAYABUSA △
ファイティングエッジ 刃
マッドキャッツ アーケードスティックTE2
Razer Panthera

◯は、交換可能
△は、少し手間だけど変えられる
×は、不可

ちなみにパンテラ(Panthera)は、現時点だと天板絵のあの柄が板にはっついてる状態なので綺麗にはがさないといけない作業が発生します。
板ごと張り替えてしまえばあまり気にする必要がありませんが、予算抑え目に済ますならここだけ注意です。

中には海外のサービスで交換可能なものもあるのでトライしたい人はぜひ挑戦してみてください。
人生為せば成るです。

海外・日本国内で天板絵(板)を印刷してくれるサービスも

アケコン 天板絵 依頼の仕方
画像は、focusattack.comさんから

基本アケコンの天板絵を日本で頼む場合は、絵師さんに依頼してデータをもらい
自分で印刷して、自分でボタン穴をかたどってはめる
のが一般的ですが、海外ではイラストをアクリル板に印刷して発送・販売しているサービスもあります。
こちらのようなサイトは、海外なので支払いはクレジットやペイパル等がメインになり送料も高くなるのですが見栄えは非常に良いものになります。
ただアクリル板での印刷なので板自体が傷つくといイラストも剥げてくるデメリットもありますのでこちらご注意を。

また最近需要が増えてきたのかアケ魂という通販サイトがTE2などの主要なアケコンの天板の印刷サービスを行っている。天板だけでなく三和電子のアケコンボタンやレバーなどの各種パーツ類の取り扱いもあり、アケコンのカスタマイズにはうってつけのサイトだ。

天板絵の依頼料の相場

天板絵の依頼料の相場ですがだいたい
・10,000円~30,000円(※絵師さんによります)

背景付きで平均だいたい20,000円~25,000円くらいです。
ただしこれはあくまで現在の相場です、絵師さんによって相場は変わります。

なんでこの値段なの?と思われる方もいると思うので解説します。

絵の依頼をする際は、納期、絵のテイスト、ラフ案の作成、名前のロゴ作成、リテイク料など様々なものが加味されます。

料金が上がる項目
・背景も作成するとなると書き込む部分が増えるのでキャラだけのイラストより時間がかかります。
・納期が早くなればなるほど他の依頼などより優先順位をあげたり時間を多くとったりします。(同人誌でいう特急料金)

もともとイラストレーター協会が定めた相場というものがありますが、それはあくまで目安です。
そしてもともとイラストというものは、その仕様によって値段が大きく変わるからです。
商業で活躍されている方、個人で活躍されている方様々なのでそれぞれ希望に合わせて相談するのが一番だと思います。

プロの漫画家さんに天板絵を依頼した場合の料金

こちら天板絵を描かれたことのあるプロ漫画家もしくは、プロに依頼した方にお話を聞いたところ

依頼料10万円~20万円でした。

有名配信者さんがアケコンの絵を宣伝すること条件に6万円にまけてもらったり、有名であればそこそこお値引きの融通が利くということもありますが我々は一般庶民。
素直にこの金額を払うかもう少し予算にあった絵師様をさがすことをお勧めします。
また、現在連載の漫画やお仕事のある絵師さんは本来のスケジュールにこちらの依頼を割って入れてもらっているのでこれくらい高いのは普通だと思ってください。
(有名税というやつです)

絵師さんへ依頼するとときの情報

  • 天板絵を依頼したいアケコンの商品名(あればメーカーが用意しているテンプレートを渡す。)
  • ↑ない場合は、サイズを調べて伝える。
  • どんな絵にしたいか
  • 納期
  • 予算

これらを伝えて絵師さんに見積もりをしてもらいます。
見積もりをもらったら予算に見合うかどんなイラストにしたいか相談をしていきまとめていきます。

絵師さんは依頼者がどんなイラストを作成してほしいかわかりませんのでこの時に要望はできるだけ伝えましょう。
予算や納期、画風など相談して、依頼の内容がまとまったら、実際に着色に入る前に絵師さんからラフ案がくるので要望があれば修正してもらいます。(リテイク料が出ることもあるので注意を)

注意:たまに見かけることがあるんですが、お金を払ったからといって無限に修正(リテイク)してもらえるわけではありません。
絵師さんによってはリテイクが何回までと設定している方もいます気をつけてください。

ラフが決まればここで”前金“を払います。

ランサーズでもそうですが、前金を支払ってから本作業に入るのが一般的のようです。
金額が低かったり、知り合いの間であれば全額払うこともあります。
前金の支払いは、トラブルを避けるためでもあります。

報酬は金銭以外でも可能な場合も

何らかの理由で金額が支払えない場合、分割にしたり、ご飯を奢ったりします。
海外在中の絵師さんに報酬が支払えなかった方が、日本のお土産をダンボールいっぱいに詰めて贈ったりもしています。

大体のイラストの完成図が決まればあとはイラストが完成するのを待つのみです。

完成したイラストを見せてもらいここで残りの報酬を支払います。

完成したイラストが送られてきたら

完成イラストのデータは非常に重いので「ファイル転送サービス」を利用して送られてきます、そこからダウンロードして受け取ります。
ファイルの容量を気にしなくていいので大体は「ギガファイル便」で送られてきます。

イラストのデータが絵師さんからきたらそれを印刷して自分でアケコンにはめていきます。

はめ終わったらオリジナルの天板絵アケコンの完成です!
お疲れ様でした!

実際に天板絵の依頼を受けた側、依頼をした側から情報をまとめたものなのでこれはあくまで相場です。
ただこれから天板絵の依頼をしたいけどどうしたらいいかわからない方の参考になれば幸いです。

イベント・大会における天板絵の注意

2018年に行われたドラゴンボールファイターの対戦イベント(エキシビジョンのような)の規定で”特定のキャラが描かれたアーケードコントローラーの使用はできません”というものがありました。

ツイートで注意が回ってきたので私も驚いたのですが、版権元の事情もあって使えない場面もあるということもありますのでそこはご注意ください。(集○社がらみなので作品ブランドを大事にしたんだと思います)

少なくともアークシステムワークス主催の大会やEVOの規定でそのような規定やルールは現時点ではありませんが、大会ルールも確認してからアケコンを持っていくことをお勧めします。
滅多にありませんが念のため。

ABOUTこの記事をかいた人

デザイナーをしつつダーツとか趣味を色々とやっています 楽をするための努力は惜しみませんが興味のないことは頑張らない。 自分の集めた情報をまとめるためにサイトを作りました。 目標は、Adobeマスターと自作映像作品の作成。格ゲープレイヤーのパートナーやってます。 現在は、動画制作とZBrush Coreを勉強中