「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を見てきたので感想も交えつつつらつら書いていきます。
今回事前のCMなんかも見ていて雰囲気的には、「ジュラシックパーク/ロストワールド」に近い展開になるのは予想がついていましたが、ロストワールドにはない要素としてオーウェンとブルーのような「人と恐竜の絆」が盛り込まれていること、それ故にちょっと切ない感じにはなります。
あとなんかやたらと背後を気にしないといけない「志村ーーー後ろーーーー!」と言いたくなるシーンが多くて笑いました。
そこそこ大きい恐竜が、さらに大きな恐竜にバクっと噛まれるのもおなじみw
そして基本いい人そうな金勘定のできる頭いいやつにろくなやつはいないこのジュラ界の鉄則ですね。
ちょっとした諸注意ですがジュラシックシリーズは、子供のころから全シリーズ通して見てきて大ファンで、というかジュラシックシリーズのラプトルのフォルムが好きでワールドに入ってからそれが爆発してしまいましてちょっとラプトルとオーウェン贔屓してますのであしからず。
■ グロさ ★★★☆☆(腕が噛み千切られるシーンがあります)
■ 人の愚かさ ★★★★★(いつものことですね)
■ パニック度 ★★★★☆(皆でワイワイギャーギャー悲鳴あげて逃げます)
■ 切なさ ★★★★☆(一人と一匹の道は…)
映画の内容は賛否両論あるかと思いますが、ベイビーブルーとオーウェンしか見えなかったのであんま気にならなかったです(笑)
子供に見せるには少し過激なところがあるので注意してください。
びっくりしますが、怖くはないので傾向的には毎度おなじみ恐竜パニック映画ですね。
■目次
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ
前回事件が起きて閉鎖したテーマパーク施設ジュラシックワールド。
そのジュラシックワールドがあったイスラ・ヌブラル島の火山が活発化し、噴火の危険が迫っていました。
噴火すればパークに残された恐竜たちは二度目の絶滅を迎えてしまう、そこで恐竜保護団体代表のクレアはロックウッド財団の運営者イーライ・ミルズと合同で恐竜を救出することに。
最優先保護対象リストにあったヴェロキラプトルのブルーは、嗅覚が鋭く知能も高いため捕獲が難しいということでブルーの元調教師であるオーウェンもその救出作戦に加わることになる。
ざっくりなあらすじはこんな感じです。
過去キャストがゲスト出演
今回は、ロストワールドで主人公をしていた「カオス理論おじさん」がちょっとだけ出ています。
恐竜を生み出してしまった人の愚かさに対してどうしていったらいいいのかとか『何度同じ過ちを繰り返してきても学ばない』みたいな説教&アドバイザーなポジションです。
最後のセリフをこの方に言わせるのがなんともにくい演出です。
もはや恐竜の域を超えた兵器「インドラプトル」
前作にインドミナスレックスという人工的に生み出れた恐竜がいましたが、今回は『インドラプトル』というハイブリッド恐竜が出てきます。
人をだました時ににやりと笑ったりと知能の高さもさることながら感情もあるという、しかもこれがすごく怖い。
ブルーをモデルに作られているということでウー博士は、試作段階のインドラプトルの調整のために「純粋なブルーの血が欲しい」とブルーの血を欲しがりますが、ブルーは捕獲隊の連中に撃たれた際の弾丸の摘出手術で「同じ系統の恐竜」の血液を輸血してもらっているので純血ではなくなっています。
ラプトルのブルーとオーウェンと闘いますが、最後は唯一プログラムされた行動を逆手にとられて○○○○○○の骨の上に落とされます。
ラプトル4姉妹の貴重な過去シーン
映画では、エコー、チャーリー、デルタ、ブルーのラプトル4姉妹の子供時代の映像が見れます。
これが最高に可愛いのですが、ここでちょっとした秘密というかいかにブルーというラプトルが貴重なのかというのが明らかになります。
他の3匹を統率するリーダーシップも持ち合わせていましたが、なんとブルーには「他者を気遣い心配する」高い共感性も持ち合わせていたのです。
劇中でオーウェンが弱ったそぶりを見せると他の3匹は本能に従いとどめをさそうととびかかって噛みついてくるんですが、なぜかブルーだけはオーウェンを心配そうにしながら近づきすり寄って気遣ってくれるのです。
(やばくないですか?これはBlu-rayお買い上げ確定ですよ!)
これらの記録映像は研究室のラボに保管されていてインドラプトルが人のいうことを聞くようにするための研究材料になっているのがなんとも悲しかったです。
キーパーソンの活発少女メイシー
CMでもちょいちょいでている女の子は、『メイシー』という名前で歳の割に行動力がやばいです。
ベンジャミン・ロックウッドの孫娘で屋敷を縦横無尽に走り回るやんちゃな少女ですが、出生にはとある秘密が…
屋敷を走り回っているのであらゆるルートでオーウェンやクレアと一緒にインドラプトルから逃げるときの手助けになってくれます。
決して同じ道を歩まないブルーとオーウェン
前回のジュラシックワールドの最後にブルーがオーウェンの方を見て彼が首を振ったことで、『Tーレックスが戻っていった恐竜側の方向』と『人間のいた側の方向』の真ん中の道を通っていって後ろの方で『人間のいた側』の方向へ去っていったブルー。
今回は、オーウェンが「一緒に安全な場所へ行こう」と言いますが、ブルーは一度輸送用檻の方を見てこれを拒否、今度はブルーが首を横に振り森の中へ走り去ります。
次回作でも一人と一匹がともに歩むことはあるのだろうか・・・
人と恐竜の共存世界の始まり
人の社会に恐竜が解き放たれ改めて人と恐竜との共存世界が始まるとカオス理論おじさんは告げます。
前半で檻から解き放たれたモササウルスが人がいる海に現れ、肉食獣は別の場所に移送、都心の高いビルにはプテラノドンが飛び交う。
人のいない荒野の山の上でブルーはあてもなく走り夕日に向かって鳴き声をあげていました。
車で走行するオーウェンとクレアとメイシーを追っているようにも見えましたがあんなに命を救ってあげたり共に戦ったりしているのに離れているのも切ないです。
最後は「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ(恐竜と共存する世界)」って感じで終わり、なんともすっきりしない終わり方でした。
この終わりで、続編をどうするのか非常に楽しみです。
思わず劇場で買ってしまったもので終わりたいと思います。
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